設計CBRの逆算|舗装構成と計画交通量から必要な設計CBRを算定

v1.1.0 最終更新日: 2026-08-25

舗装構成(材料・層厚)と舗装計画交通量から、その舗装構成が成立するために必要な路床の設計CBRをTA法の式から逆算するツールです。

このツールで検討できること
  • 既に決まっている舗装構成(材料・層厚)から、その構成が成立するために最低限必要な路床の設計CBRを逆算します。
  • 既設舗装の照査や、標準舗装構成を流用できる路床条件の確認に使えます。
対象外・注意が必要な条件
  • TA法(アスファルト舗装)の枠組みでの逆算です。コンクリート舗装は対象外です。
  • 逆算されるのは「この舗装構成に最低限必要な設計CBR」です。実際の路床の設計CBRが上回っていることを別途確認して、初めて構成が成立します。
  • 等値換算係数は、材料が品質規格を満たすことが前提です。
  • 凍上抑制層・路床の構築の検討は行いません。

適用範囲と計算上の仮定をすべて見る

1. 全般条件

一方向あたりの大型車の日交通量(台/日)です。

通常は10年とします。10年以外の場合、疲労破壊輪数の基準値は設計期間÷10を乗じた値とします。

必要等値換算厚TA'の算定式の信頼度です(90%: 係数3.84、75%: 係数3.43、50%: 係数3.07)。国土交通省「舗装の構造に関する技術基準」では信頼度90%の式が示されています。

2. 舗装構成

表層側(第1層)から順に入力してください。材料を選択すると等値換算係数aが自動入力されます(編集可)。「その他」を選択した場合はa値を自由入力してください。

最大10層
材料 a 層厚 h(cm)
1
2
3
4

等値換算係数a表(参考)

出典:国土交通省「舗装の構造に関する技術基準」別表1 表1-1、日本道路協会「舗装設計便覧」p.79・「舗装設計施工指針」p.273, 292

工法・材料等値換算係数 a
表層・基層:加熱アスファルト混合物1.00
表層・基層:再生加熱アスファルト混合物1.00
上層路盤:瀝青安定処理(加熱混合)0.80
上層路盤:瀝青安定処理(常温混合)0.55
上層路盤:セメント安定処理0.55
上層路盤:石灰安定処理0.45
上層路盤:セメント・瀝青安定処理0.65
上層路盤:粒度調整砕石0.35
上層路盤:粒度調整鉄鋼スラグ0.35
上層路盤:水硬性粒度調整鉄鋼スラグ0.55
上層路盤:再生加熱アスファルト安定処理0.80
上層路盤:再生セメント安定処理0.55
上層路盤:再生石灰安定処理0.45
上層路盤:再生セメント・瀝青安定処理0.65
上層路盤:再生粒度調整砕石0.35
下層路盤:クラッシャラン等(修正CBR30%以上)0.25
下層路盤:クラッシャラン等(修正CBR20〜30%未満)0.20
下層路盤:セメント安定処理0.25
下層路盤:石灰安定処理0.25
下層路盤:再生クラッシャラン(修正CBR30%以上)0.25
下層路盤:再生クラッシャラン(修正CBR20〜30%未満)0.20
下層路盤:再生セメント安定処理0.25
下層路盤:再生石灰安定処理0.25
路上再生路盤:路上再生セメント安定処理0.50
路上再生路盤:路上再生セメント・瀝青安定処理0.65

リアルタイムプレビュー(舗装構成)

入力に応じて自動更新

計算方法と適用範囲

このツールで計算できること

既に決まっている舗装構成(材料・層厚)から、その構成が成立するために最低限必要な路床の設計CBRを逆算します。既設舗装の照査や、標準舗装構成を流用できる路床条件の確認に使えます。

計算方法・使用式

  • TA法の必要等値換算厚の式 TA′ = C・N^0.16 / CBR^0.3 を設計CBRについて解き、CBR = (C・N^0.16 / TA)^(1/0.3) として、入力した舗装構成の等値換算厚 TA = Σ(hi・ai) がちょうど必要等値換算厚となる設計CBRを求めます。
  • 疲労破壊輪数N(舗装計画交通量Tによる別表1)・信頼度係数C(90%: 3.84、75%: 3.43、50%: 3.07)・表層+基層の最小厚さは、TA法による舗装構成設計ツールと同一の基準値を用います。
  • 設計CBR区分(3・4・6・8・12・20)ごとの必要等値換算厚TA′との比較表も表示します。

入力と出力

入力: 舗装計画交通量T・設計期間・信頼度、舗装構成(層ごとの材料(等値換算係数)と層厚。行の追加・削除式)。

出力: 逆算された必要設計CBR、舗装構成の等値換算厚TA、設計CBR区分ごとの必要等値換算厚との比較、表層+基層の最小厚さの照査。計算過程つきの帳票(計算書)を出力できます。

適用範囲・計算上の仮定

  • TA法(アスファルト舗装)の枠組みでの逆算です。コンクリート舗装は対象外です。
  • 逆算されるのは「この舗装構成に最低限必要な設計CBR」であり、実際の路床の設計CBRが上回っていることを別途確認して初めて構成が成立します。
  • 等値換算係数は材料の品質規格を満たすことが前提です。
  • 凍上抑制層・路床の構築の検討は行いません。

使用基準・参考文献・設計者が確認すべき事項

  • 舗装の構造に関する技術基準・同解説(国土交通省): 必要等値換算厚の式・疲労破壊輪数の別表1・表層+基層の最小厚さ(表1-3)。
  • 舗装設計便覧・舗装設計施工指針(日本道路協会): TA法・等値換算係数。

実際の路床の設計CBR(CBR試験・区間CBR)との比較、舗装計画交通量・信頼度の設定、既設舗装の劣化状態の評価は、設計者が別途行ってください。