キャスポル試験の必要インパクト値逆算ツール|支持力、CBR、K30、qcに全対応

v1.1.0 最終更新日: 2026-08-25

キャスポル試験の必要インパクト値逆算ツールです。目標とする支持力度・CBR・K30・コーン指数を満たすために必要な、キャスポルの平均インパクト値を逆算することができます。

このツールで検討できること
  • 目標とする性能値(支持力度・CBR・地盤反力係数K30・コーン指数qc)から、キャスポルで満たすべき平均インパクト値Iaを逆算します。
  • 現場の合否判定基準(必要インパクト値)をあらかじめ決めておく用途に使えます。
対象外・注意が必要な条件
  • 逆算に用いる相関式は利用手引きの実験式で、土質・含水状態によりばらつきます。逆算した値は目安であり、余裕を見た管理値の設定をおすすめします。
  • キャスポルの評価深さは表層数十cm程度です。深部の支持力・沈下の管理には使えません。
  • 支持力の逆算は土被りなし・荷重の傾斜偏心なしの簡略式が前提です。

適用範囲と計算上の仮定をすべて見る

1. 測定項目

キャスポル(簡易支持力測定器)で目標値を満たすために必要な、平均インパクト値(Ia)を逆算します。

2. 支持力の条件

砂質系地盤ではφのみ(c=0、Df=0)、粘土質系地盤ではcのみ(φ=0、Df=0)を用います(キャスポル利用手引きの簡略式)。

正方形・長方形・円形は、支持力算定に用いる基礎の底面形状です(実際の基礎荷重面、または敷き鉄板等の形状)。

長期は安全率1/3、短期は安全率2/3(アウトリガー等の一時的な荷重を想定した割増し)を用います。

長方形の場合はB≦Lとしてください(Bを短辺とする)。

砂質系地盤の支持力算定(β・γ1・B・η・Nγ項)にのみ使用します。

3. 目標値

例: 道路規格C交通・設計CBR8%の場合は8を入力してください。

計算方法と適用範囲

このツールで計算できること

目標とする地盤の性能値(支持力度・CBR・地盤反力係数K30・コーン指数qc)から、キャスポル(簡易支持力測定器)で満たすべき平均インパクト値Iaを逆算します。現場の合否判定基準(必要インパクト値)をあらかじめ決めておく用途に使えます。

計算方法・使用式

  • キャスポル試験ツールの順算式(Ia→φ・c→許容支持力度、Ia→CBR・K30・qc)を逆に解いて、目標値をちょうど満たすインパクト値を求めます。
  • 支持力: 砂質土は φ = 15.18 + 0.974・Ia、粘性土は c = 0.785 + 7.073・Ia の相関式と、土被りなし(Df=0)の簡略支持力式(支持力係数は平成13年国交省告示第1113号別表の直線補間)を用い、目標支持力度に対するIaを数値的に逆算します。
  • CBR: Ia = (CBR + 4.945)/1.615、K30: Ia = (K30 + 37.58)/8.554、qc: Ia = (qc + 354.1)/124.3 の逆算式によります。

入力と出力

入力: 測定項目(支持力/CBR/K30/コーン指数)、支持力の条件(土質(砂質土/粘性土)・基礎形状・検討ケース・基礎幅・単位体積重量)、目標値。

出力: 目標値を満たすために必要な平均インパクト値Iaと、そのときの換算土質定数(φまたはc)。計算過程つきの帳票(計算書)を出力できます。

適用範囲・計算上の仮定

  • 逆算に用いる相関式は利用手引きの実験式で、土質・含水状態によりばらつきがあります。逆算したインパクト値は目安であり、余裕を見た管理値の設定を推奨します。
  • キャスポルの評価深さは表層数十cm程度です。深部の支持力・沈下の管理には使えません。
  • 支持力の逆算は土被りなし・荷重の傾斜偏心なしの簡略式が前提です。

使用基準・参考文献・設計者が確認すべき事項

  • 簡易支持力測定器(キャスポル)利用手引き(国土交通省近畿地方整備局 近畿技術事務所、平成17年6月): インパクト値と各指標の相関式・支持力算定式。
  • 平成13年国土交通省告示第1113号: 支持力係数の別表。

管理基準値としての採用(発注機関との協議)、測定頻度・位置の設定、他試験(平板載荷・現場CBR)との併用は、現場条件に応じて確認してください。