開水路の水理計算|マニングの公式による等流計算・限界水深・余裕高の検討
開水路の水理計算ツールです。マニングの公式により、矩形・台形・U字・円形の断面について等流水深と流量を求め、限界水深・流れの状態(常流/射流)・余裕高・許容流速を照査します。求めた断面はU型水路の設計(構造計算)へ引き継げます。
このツールで検討できること
- 開水路の等流計算です。矩形(U型水路・ボックスカルバート)・台形・U字(下半円)・円形(管きょ)に対応します。
- 「設計流量から等流水深を求める(断面を決める)」と「水深から流量を求める(流下能力を照査する)」の2つのモードがあり、水深・流量・流速・フルード数・限界水深・余裕高を算定します。
- U型水路の設計と断面寸法を渡し合えるため、水理と構造を行き来しながら断面を決められます。
対象外・注意が必要な条件
- 等流(水深・流速が流下方向に変化しない流れ)が前提です。水面形(不等流・背水)の計算は行いません。
- 躯体の断面(部材)の計算は行いません。現場打ちU型水路の構造計算はU型水路の設計が担当します。
- 合流・屈曲・落差工・取水工などの局所的な水理現象は扱いません。
- 円形断面の満流に近い状態は開水路の流れではなくなるため、フルード数を求めません。管きょを圧力流で流す設計は対象外です。
リアルタイムプレビュー
入力に応じて自動更新断面図
水深と流量の関係
計算方法と適用範囲
このツールで計算できること
開水路の等流計算を行います。矩形(U型水路・ボックスカルバート)・台形・U字(下半円)・円形(管きょ)の各断面について、「設計流量から等流水深を求める(断面を決める)」と「水深から流量を求める(流下能力を照査する)」の2つのモードで、水深・流量・流速・フルード数・限界水深・余裕高を算定します。
計算方法・使用式
- 平均流速はマニングの公式 v = (1/n)・R^(2/3)・I^(1/2)(R = A/P)により、流量は Q = A・v で求めます。
- 通水断面積A・潤辺P・水面幅Tは断面形状ごとに算定し、以降の手順は形状によらず共通です。
- 等流水深は Q(h) = 設計流量 を満たす水深として二分法で求めます。円形断面では満流の手前(h/D≒0.94)で流量が最大となるため、最大流量となる水深までを探索し、届かない場合は流下能力の不足として扱います。
- 限界水深は比エネルギー最小の条件 Q²・T/(g・A³) = 1 を満たす水深として二分法で求め、フルード数 Fr = v/√(g・A/T) により常流・射流を判定します。
- 余裕高は「設計水深に対する割合」「一定値」「両者の大きい方」から選択し、必要内空高(水深+余裕高)を照査します。流速は許容最大・最小流速と比較します。
入力と出力
入力: 計算モード、断面形状と寸法(幅・法勾配・直径・水路高)、水路勾配(分数または小数)、粗度係数n(材質からの参考値選択または直接入力)、設計流量または水深、余裕高の与え方、許容最大・最小流速。
出力: 等流水深(または流下可能流量)、平均流速、フルード数と流れの状態(常流/射流)、限界水深、余裕高と必要内空高の照査、流速の照査のOK/NG判定。計算過程つきの帳票(計算書)を出力でき、U型水路の設計ツールと計算条件を双方向に引き継げます。
適用範囲・計算上の仮定
- 等流(水深・流速が流下方向に変化しない流れ)を前提とします。水面形(不等流・背水)の計算は行いません。
- 躯体の断面(部材)の計算は行いません。現場打ちU型水路の構造計算はU型水路の設計ツールが担当します。
- 合流・屈曲・落差工・取水工などの局所的な水理現象は扱いません。
- 円形断面の満流に近い状態(水面幅が0に近づく状態)は開水路の流れではなくなるため、フルード数を求めません。管きょとして圧力流で流す設計は対象外です。
使用基準・参考文献・設計者が確認すべき事項
- マニングの公式による等流計算(道路土工 排水工指針、下水道施設計画・設計指針、土地改良事業計画設計基準など、各分野で共通に用いられる標準的手法)。
粗度係数n・余裕高の取り方・許容流速は、適用する事業の基準(道路排水・下水道・農業水利など)で定めが異なります。設計流量の算定(合理式・流出係数・確率年)は本ツールの対象外のため、上位計画に基づき設計者が別途設定してください。
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