地盤圧密(一次元解析)の検討|e-logP法、Cc法、Mv法、即時沈下に対応
盛土・構造物荷重による圧密沈下量(最終沈下量)を、Mv法・Cc法・Δe法により計算します。地中応力増加はBoussinesqの弾性解に基づき算定します。
このツールで検討できること
- 盛土・上載荷重・構造物荷重による圧密沈下量(最終沈下量)を、Mv法・Cc法・Δe法で計算します。
- 砂質土の即時沈下層(B.K.Hough図表)にも対応し、計算範囲内の複数点で沈下量の分布を求めます。
対象外・注意が必要な条件
- 一次元圧密(鉛直方向のみ)の最終沈下量です。側方変位・すべり破壊の検討は含みません(すべりは円弧すべりの検討へ)。
- 沈下の時間的進行(圧密度・所要時間)は計算しません。観測データから将来を予測する場合は、双曲線法による沈下予測をお使いください。
- Cc法は圧密降伏応力Pcを超える正規圧密域の沈下のみを見込みます。二次圧密(クリープ)は含みません。
- 地中応力は弾性解によります。地盤の成層・剛性差による応力再配分は考慮しません。
リアルタイムプレビュー(断面図・沈下重ね合わせ)
入力に応じて自動更新
沈下重ね合わせの倍率
倍
層ごとのe-logP曲線・mv-logP曲線・B.K.Hough図表
計算方法と適用範囲
このツールで計算できること
盛土・上載荷重・構造物荷重による地盤の圧密沈下量(最終沈下量)を、一次元圧密理論に基づきMv法・Cc法・Δe法で計算します。砂質土の即時沈下層(B.K.Hough図表による)にも対応し、計算範囲内の複数点で沈下量分布を求めます。
計算方法・使用式
- 地中応力増分Δσz: Boussinesqの弾性解によります。盛土(台形断面)・帯状荷重は無限帯状線荷重の弾性解(Flamant解)を載荷幅方向に数値積分(Simpson則)して求め、有限奥行きの構造物(矩形)荷重はNewmarkの隅角点公式(重ね合わせの原理)で求めます。
- Mv法: S = Σ mv・Δσz・H。体積圧縮係数mvは直接入力のほか、mv-logP曲線から応力増分区間の平均圧力における値をlog補間して自動算出できます。
- Cc法: S = Σ H・Cc/(1+e0)・log10((p0+Δσz)/p0)。圧密降伏応力Pcを直接入力し、載荷後も過圧密のままの区間は沈下量0とする簡易版です。
- Δe法: e-logP曲線から載荷前後の間隙比変化Δeを読み取り、S = Σ H・Δe/(1+e0) で求めます。
- 即時沈下層(砂質土): B.K.Hough図表の土質区分に応じたe-logP曲線により、選択した手法によらず常にΔe法相当で算定し、各手法の合計沈下量に加算します。
- 有効土被り圧p0は、地下水位以下で水中単位体積重量を用いて層ごとに積み上げます。
入力と出力
入力: 計算範囲の全幅・計算ピッチ・地下水位、計算手法の選択(Mv法・Cc法・Δe法。複数選択可)、荷重条件(盛土の形状・単位体積重量、等分布上載荷重、構造物荷重の形状・位置)、地層構成(層ごとの層厚・単位体積重量・圧密層/即時沈下層の別、mv・Cc・Pc・e0またはe-logP/mv-logP曲線の読取り値)。
出力: 計算点ごとの最終沈下量の分布(手法別)と層ごとの沈下量の内訳、地中応力増分の分布、入力したe-logP・mv-logP曲線とB.K.Hough図表のグラフ。計算過程つきの帳票(計算書)を出力できます。
適用範囲・計算上の仮定
- 一次元圧密(鉛直方向のみ)の最終沈下量の計算です。側方変位・すべり破壊の検討は含みません。
- 沈下の時間的進行(圧密度・所要時間)の計算は行いません。最終沈下量のみを扱います。
- 地中応力は弾性解によります。地盤の成層・剛性差による応力再配分は考慮しません。
- 盛土は台形断面の帯状(奥行き無限)として扱います。構造物荷重は帯状または矩形(有限奥行き)を選択できます。
- Cc法は載荷後の応力が圧密降伏応力Pcを超える正規圧密域の沈下のみを見込みます。
- 二次圧密(クリープ)は含みません。
使用基準・参考文献・設計者が確認すべき事項
- Terzaghiの一次元圧密理論(Mv法・Cc法・Δe法は土質力学の標準的な取り扱い)。
- Boussinesq(1885)の弾性半無限体解、Newmarkの隅角点公式(矩形等分布荷重の影響係数)。
- B.K.Hough図表(砂質土の即時沈下の推定)。
土質定数(mv・Cc・Pc・e0・e-logP曲線)は圧密試験結果から設定してください。試験値がない場合の推定値は概算です。許容沈下量・残留沈下の管理値は構造物・事業ごとに異なるため、圧密促進工法や時間管理が必要な場合は、圧密時間の検討を別途行ってください。
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